わたし:残念ながら越えられない壁もある。

早い選手と同じトレーニング、食事、休養を取ったとしても、その選手と同じ結果は出せない。なぜなら、遺伝的、先天的違いがあるからです。

私が思うスポーツにおける先天的要因は、筋肉と心臓と脳です。

筋肉の速筋と遅筋の割合、筋繊維の量は胎児期までにほぼ決定されています。

心臓もまた、大きさに個人差があり血液を送り出す最大量が違ってきます。

脳はアドレナリンなどの脳内物質の分泌量や思考回路の違いで身体を効率よく制御できるかが違ってきます。

車に例えると、筋肉はまさにエンジンそのものでパワーを作り出すところ。心臓はターボやスーパーチャージャーに当たる部分で燃料を圧縮、送り出す部分。脳はCPUですね。

私は車好きだったのでタービンを乗せ換えたりCPU交換したりしていましたが、人間の身体はそう簡単に交換できませんからね。

 

しかし、たとえ先天的に不利であっても、好きなスポーツは続けたいですよね。結果よりも記録を伸ばしてゆくプロセスを楽しむ、それがアマチュアスポーツの醍醐味ではないでしょうか?

では、どうしたら記録を伸ばしていけるのか。

筋肉はトレーニングにより筋繊維一本一本を太くして筋断面積を増やし、出力を高めることが出来ます。

心臓は大きく出来なくても、血液中のヘモグロビンの量を増やすことで多くの酸素を送り出すことが出来ます。レギュラーガソリンをハイオクに変える、そんな感じですかね。

最後に脳ですが、経験を積むことで身体の動かし方や補給の取り方などを学ぶことが出来ます。CPUの容量が足らなければ経験豊富な人に聞いたり、コーチを付けるのも早道ですよね。

 

トップアスリートにはなれなくても、過去の自分より少しでも成長できるように、努力していきたいですね。